2016年度 保護者の皆様の声
☆年少組保護者Aさん
 いろいろな幼稚園に見学に行ってもあまりしっくりこなかった幼稚園探しの秋に、長年保育の世界に身を置いていた保育のプロの友人から「みくに幼稚園」の素晴らしさを教わりました。すぐに見学をお願いし、幼稚園に踏み入れると、そこにはこじんまりとした園の外観を裏切る無限の子ども達のワンダ−ランドが広がっていました。小ぶりの園庭ですが、大きな幼稚園ではさせてもらえないようなことをどの子も生き生きとした顔でしています。
 園庭のハ−ブを採ってどの葉っぱをどのくらい配合すると美味しいハ−ブティ−ができるか研究している子、虫かごと網を用意してもらって蝶々を何匹もとって観察している子、いろいろな角度で木に登ってみて早く登る方法を探っている子、園庭で摘んだピンクと白のおしろい花で色水を作って色を比較している子・・・。
 そこは小さな実験室のようでも体操教室のようでもあります。それぞれが自分の興味の追求を許され、優しい先生方に「それ面白いね、やってみよう」と見守られ、伸ばされています。 こうした光景は、園児の数に対して先生の数がとても多く、きめ細かい少人数制でひとり一人の育ちを大切にする「みくに幼稚園」以外では、どこの幼稚園でも見ることが出来ませんでした。
 「みくに幼稚園」では、「人数が多くて先生に見てもらえないようだ」ということはありませんし、「みんなと同じことを同じようにする」ということばかりで一日が終ってしまうこともありません。「わたしはこういうことが知りたい」「こういう実験をしてみたい」「こういう遊びをしてみたい」と子どもが思えば、先生方に導いて頂いて、その気持ちを実現することが出来るのです。画一したカリキュラムで枠を決めて子どもを動かすのは簡単だと思いますが、幼少期特有の創造性や探究心を殺さずに個々の興味にあった対応をする先生方のご尽力は並大抵のものではないと感じています。
 そうした園の先生方はどの先生も長く勤められていて、自らも子育てを経験なさってきたベテラン揃いです。子どもの成長をお母さんの目で、温かい母性で包み込んで、いつくしんでくださいます。そうした先生方、子ども達の慕う若い先生、教会の牧師先生とともにみくに幼稚園は「一つの家庭」のように温かな場所を作って子ども達に提供しているように感じます。
 バス通園、給食、長時間保育など「お母さんに優しい園」「お母さんの希望によりそう幼稚園」はありますが、「みくに幼稚園」は親子で通園する時間の良さ、お弁当の温かさ、家庭保育の大切さなど理解し、子どもにとって何が一番かを優先した「子どもに優しい幼稚園」「子どもの希望によりそう幼稚園」でした。
 おけいこ事の要素や簡便さで関心をひくようなことや営利を目的とはせず、キリスト教的価値観に基づいて、神さまからのおくりものである子ども達をいかに育てるかに最大の関心を注いで園は動かされています。教会附属の幼稚園ということで尻込みなさるお母さんもいらっしゃるかもしれませんが、もったいないなぁと感じます。幼稚園では子ども達ひとり一人が「神さまに愛されている」ということを子ども達に伝えています。この時期の情操教育に自分の存在は無条件で愛されているものなのだという感覚はとても大切で、宗教的な細部は残らないにせよ、この「愛されている」という感覚が、長く子ども達の心に定着するのだと思いました。
☆年少組保護者Bさん
   年長組と年少組2人がお世話になっています。2人とも幼稚園が大好きです。毎日何をして遊ぼうか幼稚園に行く前から考え、登園時間を楽しみにしています。上の子は、病気の日でも幼稚園に行きたいと駄々をこねるほど幼稚園が大好きです。
 基本方針の通りひとり一人の子どもを大切にしてくださり、先生発信の遊びではなく、子ども発信の遊びの毎日です。「あれやりたい!」「こうしたい!」という一人ひとりの思いに寄り添ってくださり、毎日のびのびと遊んで楽しんでいます。遊びだけでなく生活面でも個人に合わせてくださいます。下の子は、オムツが外れずに幼稚園生活をスタ−トしましたが、通いだしてすぐに外れました。無理なく本人のペ−スにあわせてもらえ、毎日の送迎時に丁寧に報告してくださり、心配なく進められました。
 担任の先生だけでなく事務の方含めて、全職員で全園児(家族)を見ていてくださり、とても安心して預ける事ができています。
これからも幼稚園生活を親子共々楽しみたいと思っています。
☆年中組保護者Cさん
 幼稚園を探している時に色々見ましたが、みくにで私が好きだったのはお母さん方の雰囲気でした。
皆さんすれ違うたびに挨拶してくれ、笑顔で我が子以外の子ども達とも自然に話していたのが印象的でした。あたり前のようですが、意外と他では事務的でなかなかなかったように思います。あとは、先生の対応です。見学した時に園長先生が建物の中などとにかく全て案内して見せてくれ、一緒だった息子に対しても、とても優しく接してくれました。おかげで不安な所はなかったです。他の先生方も嫌な態度や雰囲気を 年中の今でも感じた事はありません。
 登園すると園長先生がひとり一人のところに来てくれる挨拶から始まり、クラス担任の迎え入れで部屋へ入り、仕度をする。少人数だからできるアットホ−ムな空気があります。
 大人数で大規模な幼稚園がいいという方にはおすすめできないですが、私はここで、とてもいいママ友達とも出会うことができましたし、何より子ども達がとても大切にされているのがわかるので、ここに決めて良かったです。
☆年中組保護者Dさん 
   みくに幼稚園は、自分の子も他の子も皆、「みくにの子」として神さまからいただいた大切な子ども達の成長を見守ります。転居に伴い、年中から入園した我が子ですが、家族以外の心の拠り所をすぐにみつけたのでしょう。慈愛に満ちた保育の中で、のびのび幼稚園生活を送っています。
 幼稚園には通園バスがないので、毎日歩いて通います。給食がないので、毎日お弁当を作ります。
雨が降った〜下の子が熱を出した〜と、たしかに大変な日々もありますが、自分の作ったご飯で元気に育ってくれてると思うと励みになります。あと何年手をつないで歩いてくれるかな、と思うと通園時間さえも愛おしく感じられるのです。
 また絵本が好きな私は、絵本サ−クルに入りました。これは絵がかわいらしいから年少さんに読んであげたいなとか、これは少し難しいから年長さん向きかな?とか、子ども達の笑顔を想像して絵本選びを楽しんでいます。幼稚園には、手芸サ−クルもあるんですよ。慌しい子育てのあいだ、楽しみながら自分にできることで何か奉仕できたらと思います。百聞は一見に如かず・・・是非みくに幼稚園に遊びにいらしてください。
☆年長組保護者Eさん
 朝、「おはようございます」と言いながら幼稚園の門をくぐると、先生方と子ども達がそれぞれに、思い思いに夢中で遊んでいるのが目に入ります。毎朝のことですが、「いいなぁ!」と思います。時には我が子やお友だちに引っ張られて、私まで本気で遊んでしまうこともあります。
 私が長年幼稚園に対して持っていたイメ−ジと全く違うので、最初はびっくりしましたが、今は心から「いいなぁ!」です。我が子が、どんな場所でもたくましくやっていける・・・というタイプではないと思い、よく見て、考えに考えて「子どものために」選んだみくにですが、実は親である私たちが癒され、助けられ、育てられているのを感じています。本当に有り難いことです。
☆年長組保護者Fさん
   年少の時の息子はことばで伝えることが苦手で、お友だちと仲良く遊べませんでした。そんな折、みくにの先生はとても熱心で、息子に合った伝え方や接し方を考えたり、時間を割いて相談にのってくれたり、ひとり一人に寄り添ってくださる姿が印象的でした。
 入園当初は、保護者の集まりの多さに驚きましたが、その分保護者間の絆が深まり、子育ての悩みも気軽に相談でき、とても心強い存在となっています。
 少し離れた地域から通っている方や引越し等で中途入園される方が多いことも、温かくアットホ−ムな雰囲気が影響しているのではないかと思います。この環境のおかげで、今では息子もお友だちと遊ぶことが大好きな子に成長しています。
☆年長組保護者Gさん  −公開講座の講師 長山篤子先生への手紙−
   公開講座の長山先生の声と眼差しがとても優しく温かく、素晴らしいお話を聞かせていただいたことを嬉しく思っております。子ども達に平和を伝えるために絵本を読むことがとても大切であることを伺い、思い出したことがあります。
 年少の時に担任の先生が「かわいそうなぞう」を読んだり、戦争や地雷の話をしてくださいましたが、初めはこんな小さな子に、と驚きました。恐怖心だけを残すことにならないのだろうかという不安もありました。
 しかし幼いながらに真剣に受け止め、「悲しんでいる人」のために自分に何ができるだろうと考え始めた我が子。私は、子どもというものが元来こんなにも素晴らしく優しい心を持っていることに感銘を受けました。
 また、それを引き出すことができたのは先生が子どもたちに毎日真摯に向き合い、絶対の信頼感を築いてくださっていたからだと思っています。
 親として私に何ができるのかはわかりませんでしたが、娘の心に寄り添おうと「悲しんでいる人」のことを知るために一緒にたくさん本を読みました。地雷被害に遭い苦しむ人の話では、読み聞かせながらボロボロと泣いてしまったこともあります。
 娘は年中になり年長になり、驚くほど心を成長させ、常に「みんなに笑顔でいてほしい」「そのためには何ができるんだろう」と考えています。
 お友だちや上の娘と主張がぶつかってケンカになると私は「自分が同じことをされたらどんな気持ち?どうしたら仲良くできるか考えてごらん」と娘に尋ねますが、その言葉を自分自身にも問いかけることが多くなりました。子育てを通じて親も成長させてもらっていることを実感します。
 子育ては手探りですが、講演をお聞きして自分の子どもへの接し方を肯定していただいたように感じ、ホッとしました。
 家に帰り娘が絵本をたくさん並べて自分で読み、眺めたあとで私にベタベタとくっついてきて「ママ、これ読んで」。読み終えると折り紙で工作を始め、「これは、この本に出てくる傘だよ」と見せてくれました。
 可笑しくなるほど今日のお話の通りの行動をとり心を和ませてくれた娘と、これからもこの日常を大切にしていきたいと思います。
 本当にありがとうございました。
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更新日:2016.10.25
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